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皮膚分泌の役割 |
皮脂分泌のメリットとデメリットについてですが、肌の潤いには、ニキビの原因になる皮脂も大切な役割を果たしています。
適度な量が分泌されて、皮脂膜という薄い油の腰が皮膚全体をおおうことで肌を保護し、潤いやなめらかさを保っています。
また、皮脂膜は弱酸性の性質を持ち、皮膚の表面の雑菌などが増殖しにくい環境を作るという働きもしています。
とはいえ、皮脂膜は油の膜ですから、汚れやすいのが欠点です。
空気中のほこりなども吸着してしまいますし、そのほこりが皮膚の大切な水分や油分を吸収してしまいます。
一日中外に出て帰宅すると、皮膚がかさついたり、ほてったりすることがあるのは、ほこりなどが原因です。
その汚れの中には、ターンオーバーによってはがれた古い細胞である角片も含まれています。
こうして、ほこりやちり、角片、皮脂、さらに汗や化粧品などが混然一体となった汚れが、肌全体に付着することになります。
皮脂を作り出している皮脂腺は毛穴に接しているので、これらの汚れが毛穴をふさいでしまうと、やがてコメド(面皰)が形成されることになります。
汚れをためこんだ皮膚は、アクネ桿菌などが増殖しやすい環境を作り、炎症や膿疱を招くことにもつながります。
本来、皮脂は皮膚を保護し、潤いやなめらかさをキープし、雑菌などの増殖を抑える役割を担っているのですが、さまざまな汚れが付着することで、ニキビの原因にもなります。
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